ざっと言えば、「かつての日本の過激野外露出ビデオを、動画編集ソフトで自分好みに編集して傑作に昇華させる」ということです。
「動画編集ソフトで自分好みに編集」とは、この記事では「明るさ」「色彩調整」「スタビライザー」に触れていきます。
日本の野外露出ビデオは、もはや過激路線のものはリリースされないのは周知のとおりです。
となると、かつての過激路線だった作品で我慢するしかないわけです。
ところが、その旧作たちは「当時使っていた各機材が古い」「撮影テクニックが未熟で手ブレがひどい」「カメラワークが基本通りの旧態依然なもので、アップ撮りばかりで野外露出という新しいジャンルについていけてなかった」などの諸事情で鑑賞するにはキビシイものばかり。
やってることはすごくても、その撮影方法から野外露出の醍醐味を殺してしまっていることが多々ありました。
リアルコンビニ店内にて全裸になっていても、引きのアングルはごくわずかで画面いっぱいに顔のドアップばかりだった作品。
舞台を電車内に移しても、カメラワークは似た感じでした。
全身撮りなどは無く、比較的引いたのがこの程度。
オマ○コを露出し、バイブをしゃぶっているわけですが・・・・
バイブをしゃぶっているその表情が一番大事かのように、とにかくそのアップシーンばかりが続いていました。
野外露出ビデオのブームがきたとき、それまでのAVの撮影方法というか・・・・動画の撮影方法というか・・・・
「肝心な部分を画面の中央にとらえて、なるべく大きく撮る」という基本から、どうしても抜けきれない作品ばかりでした。
せっかく、公共の場で露出している、全裸になっているのに・・・・その状況が全く伝わらない映像。
これは、メーカーを問わず、とにかく多いパターンでした。
以上のような、全身撮りをしてないのに全身撮りの映像を創作することは不可能です。
しかし、さらにありがちだった「プロが撮ったとおもえないほどの手ブレ」と「旧作にありがちな、画面の暗い感じと色彩の弱さ」は、最近の「動画編集ソフト」でかなり改善できるのです。
特に衝撃的なのが、手ブレ補正の「スタビライザー」機能。
最近では、ビデオカメラにも搭載されている機能です。
ここでは、動画編集ソフトのスタビライザーの方ですが、想像以上にすばらしい結果を得られました。
露出プレーはすばらしいのに、とにかく手ブレがひどかった「露出バカ一代(露出ゲリラ)シリーズ」。
野外露出歩行を撮れば、カメラマンも歩く。モデルが走れば、カメラマンも走る。過激でヤバイ状況なら、カメラマンも慌てる。そうやって、どうしても手ブレがあるのは仕方ないとおもうところもありましたが・・・・それにしても「ヒドすぎだろ!」というシーンが多々ありましたな・・・・。
当作品でどれほどの効果があったか、DUGAのサンプル動画で比較してみてください。
Before(編集前)
After(編集後)
PC版
携帯版
スタビライザー機能は、簡単に言うと被写体(目的のモデル)がブレないように画面全体を動かす機能です。
画面を動かさずに見ると、手ブレをそのまま見ることになり、モデルがブレます。
その映っているモデルがブレないように映像全体を動かして画面に収めて再生してみせるのがスタビライザーです。
「ここからここまでの映像にスタビライザーをかけたい」とおもったら、映像を区切ってスタビライザーをかけます。
ソフトが自動で時間をかけて解析して、動画を構成してくれます。
操作上難しいことはなく、ソフトが自動的にやってくれるのです。
もう一つ、サンプル動画にスタビライザーをかけてみました。
走っているシーンが注目です。
Before
After
PC版
携帯版
すばらしくないですか!?
正直、「手ブレ補正」なんて「どうせ少々のものに、少々の効果しかないんでしょ」とおもっていました。
でも今は、「技術力すげー!」に変わりました。
さらに色彩調整も、割と簡単にいじれます。
室内だったり、天候の状況しだいで画面が暗く感じることはよくあることです。
それを明るくしたり、色彩を強めたり、画面全体が黄色っぽくなっているのを補正したりすることができるのです。
室内独特の、緑がかったものを補正してみました。
Before
After
明るい空の影響を受けて、全体的には暗い感じになっています。
若干ではありますが、明るく補正してみました。
Before
After
次も、室内独特の黄色がかったものを、少し明るくさせて自然な感じの色に補正。
Before
After
そうして完成させたのが下のサンプル動画です。
Before
After
PC版
携帯版
古い映像にありがちな、色彩の弱さを自分の好みに合わせて強弱をつけれます。
そしてなにより、常に細かく手ブレしている見にくさを解消し、歩行や走行シーンも車輪付きの移動車で平行移動しているかのように滑らかな映像となっています。
注意点は、スタビライザーをかけると視野が狭くなる点です。
映像全体を上下左右に動かしているので、そのまま画面に100%を映し出すと映像の無い「黒部分」がチラチラ映ることになります。それを避けるため、「黒部分」が映らないように画面に映す映像は100%以下にならざるをえないわけです。
上の映像で言えば、右下の「DUGA」のロゴを見れば、その差が分かります。(ロゴが見えないほどの場合もあります)
そして「DUGA」のロゴが暴れているほど、手ブレがひどいこと・強く補正していることを意味しています。
いや~、技術の進歩ってすばらしいですね。
最近では、白黒写真をカラーにするのも難しくないようですからね。
粗い画像を鮮明にするというのは、これから先も難しいとはおもいますが・・・・
いずれにしても・・・・
古くても「名作」とおもうなら、後の技術革新でさらなる名作へと昇華させることができる可能性があるということで、
その動画ファイルは是非とも手元に持って、永久保存しておかれることをオススメします。