「包茎鬼畜遊戯 第1章」CFNMでM男で露出狂の変態小説

日本のCFNM
じつはオレは、読書が苦手だ。どちらかというと嫌いだ。
子供のころから、図書館に行ったら写真の多い本を選んでいた。
子供向けの小説といえども、一冊を読みきったことがほとんどなく、いつも途中で投げだした。

年齢を重ねても同じだった。入学面接や、入社面接などで定番の質問、「最近読んだ本は?」には泣かされたもんだ。

エロをテーマにしたブログとかに多いのが小説。
とりあえず、誰にでもスタートできるからだろう。費用もほとんどかからないし、リスクも高くない。
妄想を文章にすると、とまらなくなり、またそれを誰かに読んでもらえるとなると楽しいに違いない。

オレは絵とか映像に頼る思考だから、小説とかボイスのみというのは敬遠していた。
だが、「CFNM・M男・露出狂の変態大研究」というブログに出会ってから急変した。

このブログで、今のところ無料公開されている「調教する隣人」という連載小説を読んでみた。
面白い。

かなり濃いM男作品だが、露出やCFNM要素もあるためスムーズに入れる。
そして、テンポ。スピード感だ。
展開がめまぐるしいサスペンスドラマのように、「え、これ、どうすんの?」という興味をひっぱりつづける。
飽きさせない。ドキドキする。

スムーズに読めるということは、文章のレベルも高いことを意味する。
洗練された表現で、テンポよく、人物像や場面を想像させる。くどくなってもいけないのだ。
普通に国語を勉強してきた日本人なら、読みやすい文章を書くことがどれほど難しいか知っている。

食わず嫌いだった・・・・。
若かった十代のころ、写真の多いエロ雑誌ばかりを買い求めていて、小説なんてものは全く眼中になかった。
だが、いま、こうして良質の小説を読んでみると、面白いんだと気づかされた。

というわけで、勢いにのって購入したのが「包茎鬼畜遊戯 第1章」。
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先のブログの管理人でもある、紫眼球水槽氏の作品。

一気に読んでしまった。
当作品は、CFNMというより、かなり強力なM男向けの作品であった。
深くほりさげた登場人物の心理描写がすばらしい。
主役のM男の思考・心理をあますところなく表現するのはもちろん、S女やその他エキストラ的なチョイ役の心理描写まで、客観的な視点を維持しながら描写している。
これは、変態的思考と常識的思考の両方を持ち合わせてないと、描き切れないはずなのだ。

CFNM的要素を第一とするオレには、この破滅的なM男の物語は刺激がつよすぎた。
露出してその反応を楽しみ、射精して満足する内容ではない。
これでもかという試練を次々考えだし、M男を破滅と快楽に追い込むのは、射精がフィニッシュではないのだ。

フ・・・・小説ってすばらしいな。
好きなように舞台設定ができて、好きなように展開できる。無限大の可能性があるよな。

たとえば・・・・
真昼間、公園の公衆便所で、男は服を脱ぎ捨てて全裸になる。
そのまま中学校の通学路を歩く。女子生徒が目に入れば、勃起させる。
女子生徒に見せびらかしながら、商店街まで行く。
商店街で、カワイイ店員がいると分かっている洋服店で、全裸のままじっくり商品を物色し、購入してその洋服を着て帰る。
・・・・なんて妄想をしたとする。

小説で描くのに必要なのは、とにかく技術力だ。基本的に費用がかからない。
レベルの差があるにしても、描くことはできるし、犯罪にもならない。
だが、映像として撮ろうとすると、いくつもの難題が山積する。

撮影可能な公衆便所、商店街の店舗を探さなくてはいけない。
学校はもちろん、映ってはいけない一般人、商店街のアーチ、商店街の各店舗をどうするのか?
フルチンで公道を歩くのに、市や警察が許可を出すはずがない。
「映画の撮影」といえば、市役所や一般人も喜んで場所の提供や出演をしてくれるだろうが、こっちはAVだ。
エキストラ一人とったってギャラが発生するし、AVへの出演ということで簡単には集まらない。
費用も計り知れない。そして費用分を回収できなければ次がない。
小説で勝負できるのが、うらやましいよ。

ちょっとネガティブな雰囲気になっちまったな。
だが、オレはこう考えている。
「映画といっしょで、製作費次第」

基本的に、超有名になった映画監督たちも、低予算で傑作をつくろうと頑張りつづけた時代があったはずなのだ。
コツコツ作品をつくりつづけて、あるときヒットして、そしてスポンサーもついて好きなように撮れるようになる。
「予算を気にせず作っていいよ」
と言われれば、方法はあるもんだ。
そういう理想の展開になれば、妄想を映像化する道が見えてくる。

にしても、オレもなんか小説を書いてみたくなったよ。
売り物どころか、誰も読まんだろうがな。
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